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薬食同源について
文/韓ボラ
『薬食同源』とは/ 薬膳料理/ 伝統茶
伝統茶
■韓国では今、薬草が入った『伝統茶』がブーム!!
 韓国のお茶は、高麗時代までは、仏教寺院だけではなく宮中における「進茶儀禮」にも欠かせないものであったが、李朝時代以降、仏教が次第に抑圧されるに従い、喫茶の風習は衰退された。年中行事の、正月や秋夕(旧暦8月15日)の祖先祭祀に茶禮(チャレ)という言葉で残っている。本来は、先祖に茶を供えた名残であるが儒教式の供物に置き換えられ、お茶は用いられていない。
 こういう歴史的な背景と、韓国人の健康に対する熱望が、一つの理由になるかもしれないけれど、緑茶みたいな純粋なお茶より、薬用伝統茶が数も多いし、広く愛飲されている。

『伝統茶』には、漢方の薬の材料で使われる薬草が、茶の材料で使用されている。代表的な『高麗人参茶』をはじめ、『クコ茶』『ナツメ茶』『五味子(ゴミシ)茶』『柚子茶』など数多い薬草の茶がある。

高麗人参茶
高麗人参茶 根にサポニンの成分が入れているので中枢神経の興奮と疲労を解消させ、精力と体力を増進させる。干した高麗人参(3g)を刻んで水(400ml)が半分位少なくなるまでゆっくり煎じた後こして汁だけのこす。
高血圧の人は医者と相談した方がいい。
ナツメ茶
ナツメ茶 よく熟れたナツメを煮て干す。煎じて飲むと、熱を下げ便秘をなくし、せきを止めると伝えられている。体が衰弱する時は、ナツメを濃く煎じて飲むと、その効能が高麗人参をしのぐそうである。
クコ茶
クコ茶 クコ茶は“葉”を利用する茶や、“実”を利用する茶があるが効能は同じである。
“葉”には毛細血管等の血管壁を丈夫にさせて、動脈硬化を予防するビタミンCが入り、“実”には血液循環を円滑にさせる成分が入っている。
クコ茶または、クコの葉(15g)を水(600ml)に入れ、弱火でゆっくり長く煎じた後、こして蜂蜜をいれて飲む。
五味子茶
五味子茶 五味子(ゴミシ)というのは甘味、酸っぱい味、辛味、塩辛い味、苦味を持っているといわれて名づけた。特に、甘味や酸っぱい味が一番強い。
五味子は滋養強壮剤として、体力を増強させる、疲労回復、ストレス解消や喘息の鎮静、目を明るくする効能がある。
五味子(30g)をきれいに洗って、水(600ml)を注ぎ一日位つけておく。こし器でこした汁を、冷蔵庫に保管し飲む時は、蜂蜜をいれて飲む。この茶は他の茶と違い、沸かさない。
柚子茶
柚子茶 風邪などに柚子茶を熱く沸かして飲むと、体に汗が出て、熱が下がる。また、ひどいせきをする時や、扁桃腺が脹れた時にも効果的である。柚子清(柚子のシロップ漬け)を、ティースプーンで2杯くらいコップに入れ、熱い湯を注ぎよく混ぜて飲む。
柚子清は、市販のものを使用すれば便利である。
柚子清の作り方
材料 柚子2個、砂糖1カップ、水1カップ
作り方 1.まず鍋に、砂糖と水を入れ半分ぐらい少なくなるまで煎じて、砂糖シロップを作る。
2.柚子を縦半分に切り、2mmの厚さの半月切りにする。
3.容器に柚子をいっぱいに入れ、砂糖シロップを注ぎ柚子清を作る。冷蔵庫に20日位保管した後食べる。