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日韓共同製作映画KT
「空白の5日間」に起きた謎の事件に迫る、
傑作ポリティカル・サスペンス!!
STORY PROFILE STAFF/CAST
そのイニシャルから彼はこう呼ばれた・・・「KT」
1973年8月8日、来日滞在中の金大中・元韓国大統領候補が九段下のホテルから突然姿を消す。
 ・・・その5日後、目隠し、傷だらけの痛々しい姿でソウル市内の自宅に現れるという前代未聞の事件が起きた。
そのミステリアスな事件の背後には、国家的な謀略の影がちらついていた・・・。計画に関わったとされる日本人が「空白の5日間」に取った行動とは・・・?「 政治的妥協」という形で真相究明の道を閉ざされた事件の背後には、一体どんな「真実」が隠されていたというのか・・・?

 物語は、1970年自衛隊陸幕二部(*)所属の富田満州男(佐藤浩市)が三島事件の自決後、総監室に白い菊の花束を捧げ るところから始まる。多くのマスコミが取材に騒ぐ中、「夕刊トーキョー」の記者、神川(原田芳雄)が彼を撮影しようとするが、一撃を食らう。 その後富田は、拉致事件の中心人物であり、KCIA(*)の要員である金車雲(キム・ガプス)とともに事件に関与することになる。

3年後の1973年、日本に滞在中の金大中氏の会見のために接近することができた記者の神川に再会した。 場所は、皇居の千鳥が淵公園。神川は富田に3年前の一撃を返した。そこで、 熱い議論を闘わせた。 金大中氏の所在を知ろうとしたが、失敗した。

KCIAによる金大中暗殺事件。駐日韓国大使館公使・金俊権(キム・ビョンセ)は、本国から極秘で「KT作戦」実行の命令を下される。
これは、決して断ることができない“至上命令”だという・・。集められたのは金車雲のほか5名。富田の姿もそこにあった。

 拉致事件という謀略がらみのドラマにもかかわらず、実行犯とその協力者にスポットを当て、そこに様々な人間模様を絡ませた骨太のヒューマンドラマに仕立て上げられている。
事件の中心人物でKCIA 要員の金車雲(キム・ガプス)と富田との、日韓の恩讐を超えた静かな友情さえも感じられる。 そして、憎むべき犯人たちの「闇の男たち」の非情さと哀愁が見事に描かれている。

その後、事件を知りすぎた主人公の富田は、組織を離れ、都会を離れて、「やり直すのに遅すぎるということはないわ」と言う恋人の李政美(ヤン・ウニョン)の言葉を信じて、ささやかな幸せを見いだそうとするが・・・。

30年ほど前の事件をドラマにしながらも、今を生きる私たちの心を揺さぶる映画である。