特集:仁川
 
韓国への第一歩仁川へ
  2001年3月29日、仁川新国際空港が開港した。韓国への第一歩は仁川から。人口約256万人、韓国第3の都市である。年輩の人には「韓国動乱*」時 の連合軍の上陸地点として知られている。仁川新国際空港は、今までの金浦国際空港と比較にならないほどスケールの大きい空港で今後東アジアのハブ空港としての活躍が期待されている。 仁川市は昔から海鮮料理の名所でもあり、また近代から現代に至るまで数々の歴史の舞台になった。特に、江華島は日本の朝鮮侵略の糸口になった「江華島事件」の歴史的現場であり、また近代朝鮮の苦難の幕開けともなったのである。日本人が韓国を理解する時、避けて通れない歴史的事実である。 また、空港から15kmほど離れた埋め立て地に、シリコンバレーをモデルにした情報産業団地「メディアバレー」プロジェクトも進んでいる。韓国はすでに日本を遥かにしのぐインターネット大国だが、これらの積極的構想が韓国情報産業発展基地として、仁川市の一層の進展が図られている。


*韓国動乱 1950年6月25日突如北朝鮮軍が38度線の境界をこえて波涛のように南下、連合国軍は一気に釜山まで追い詰められた。しかし、9月15日マッカーサー将軍率いるアメリカ軍が意表を突いて仁川に上陸したのをきっかけに一進一退をくり返した末1953年7月休戦協定が結ばれた。その後、1972年に平和協定が結ばれたが、現在なお南と北に分かれた現実はその溝を埋められていない。
 

仁川地図