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1番の目的は魚釣り!
 済州島へ取材に行く。この時、真っ先に思ったことは「釣りをしたい」と いうことである。日本ではよく海釣りに出かけるが、これまで大物を狙う 醍醐味というのをほとんど味わったことがない・・・。 済州島は、カンパチ、ヒラマサなどの青物と呼ばれる大型魚や、石鯛、 ハタ、クエなどの高級魚もよく釣れるという。こんな話を前々から聞いて いた私は、絶対に済州島で大物を釣ってくるゾ!と意気込んでいた。
いざ済州島へ!
 済州島はもちろん韓国に行くのも初めての私は、言葉の問題などの 不安要素を抱えつつ済州島の空港。そんな不安は全て消えた。なぜなら、 いたるところに日本語の文字やガイドがあり、ある程度話が通じるから である。韓国語を話せなくてもなんとかなるものだ。

到着した日の済州島は、ほとんど東京と変わらずよい気候だった。
済州島の町並み
さっそく念願の海へ!
 船頭さんは、まったく日本語が通じなかった。言葉が通じないガイド2人と 私の3人で船釣りをすることになった。私たちは島の北東部の金寧海水浴場 から釣り船で出かけた。どうやら、先週ここで大物が釣れたらしい・・・。
 船は日本の釣り舟と全く変わりはない。大物が釣れるからと聞いていた ので、かなり沖まででるのかと思いきや、船頭さんが船を止めたところは、 岸から4〜500m程度のところ。ポイントに着き、どんな仕掛けで釣るのか 聞いてみると、船頭さんは仕掛けを見せてくれた。釣り針から3mくらい 離れたところに握りこぶし程のウキが1つ。ただそれだけの実にシンプル なものだった。やや不安。これで果たして魚は釣れるのだろうか・・・?
 船は錨をおろし、場所を固定すると、船頭さんは餌のつけ方や釣り方を 丁寧に教えてくれた。船尾についている大きな網の中にコマセ用のオキアミ ブロックを放り込み、準備万端。ハリにオキアミを1匹つけ、潮の流れに 乗せて釣るシンプルな方法に多少の不安を感じながら釣り開始!
・・・待つこと2時間。今までにない確かな手応えが!
 リールに巻いてある糸がなくなるまで餌を漂わせ、糸が無くなったら巻き取り、再びえさをつけ、潮に流す。これを繰り返している間、船頭さんは、「魚がかかったら糸がもっていかれる」というジェスチャーをして、釣れたときのイメージを私に伝えてくれた。
 2時間くらいこの動作をしていると、突然糸が持っていかれた。
釣れた魚の写真(きた!) すかさず竿を立てあわせると、いままで体験したことのない引きに驚きなが らも、リールを力いっぱいに巻き始めた。
一体どんな魚がかかっているの だろうか? そう思えるほどの重さがあり、20分ほど格闘したところで、 魚が海面に現れた。そばに寄ってきてからも魚の抵抗は激しく、何度も潜ら れ走り回られたが何とかキャッチした。 船に上げてみると、なんと1mあまりのヒラマサだった。その後も石鯛や、 クエなどの大物を釣り上げることができた。予想を超える快挙である。
釣った魚をすぐ料理して食べる!これが魚釣りの醍醐味。
 港に戻り、釣り上げた魚を陸に揚げる。いままで釣った中で一番大き な魚であるヒラマサは、まだ活きが良かった。船頭さんが活き締めをしてそのまま近くの料理店へ直行。釣った魚をすばやくさばいてくれた。
ヒラマ サは刺身で、石鯛とクエは刺身・から揚げ・鍋と様々な料理へと変わりテーブ ルをうめた。たっぷりと2、30人前くらいの量があったその料理を、 私たちは10人ほどでたらふく平らげたのである。こんな魚釣りの醍醐味を味わうこ とができた。済州島魚釣りは大成功に終わった。
食事の様子
こうして私にとっての済州島釣りの旅は、一生の想い出に残る旅となった。
済州島の魚釣り情報
済州島でよく釣れる魚は、イシダイ、クロダイ、クエ、コブダイ、マダイ、スズキなどである。済州島の魚釣りは、浜辺の岩釣りやトローリング、船釣りが中心となる。
済州港防波堤(済州市)
マダイ、クロダイ、スズキ、タチウオ
<1〜3月、7〜9月>
内都洞海辺(済州市)
マダイ、クロダイ、コブダイ、クエ
<8〜9月、10〜3月>
金寧海水浴場近辺(北済州郡)
ヒラマサ、マダイ、クロダイ、イシダイ、クエ、スズキ
<1〜3月、8〜12月>
金寧海水浴場は、きれいな海と良質の砂で人気がある。近くの岩では、釣りを楽しむことができる。
飛揚島(北済州郡)
飛揚島 キス、マダイ、モヨ
<7〜10月>
挟才海水浴場に近く、夏の観光釣り客でにぎわう飛揚島は「飛んできた島」といわれている 小さな火山島。島から眺める海水浴場は、エメラルドグリーンの美しい風景である
遮帰島(北済州郡)
遮帰島 マダイ、イシダイ、コブダイ、イサキ、クエ
<1〜3月、6〜12月>
ここの夕暮れの黄昏が海に染まるパノラマは絶景である。よく釣れるところとして 人気がある。
ソップ島(西帰浦市)
イシダイ、コブダイ、クロダイ、クエ
<6〜7月、10〜11月>
西帰浦市から南西3km離れた無人島。マダイやクロダイなどの天恵の釣り場として、秋の夜釣りは特に有名である。
虎島(西帰浦市)
虎島 マダイ、イシダイ、クロダイ、クエ
<5〜7月、9〜11月>
西帰浦市から南西5km離れた無人島。虎がうずくまっている姿に似ている。
蚊島(西帰浦市)
蚊島 マダイ、イシダイ、クロダイ、イサキ
<5〜7月、9〜11月>
西帰浦沿海上のウェドル岬から手に届く距離に浮かんでいる無人島。
マダイ、イシダイ、クロダイが豊富に採れるのでこの時期の釣りは最高。水中には、 珊瑚と熱帯魚が色鮮やかに泳ぐので、ダイバーにも人気の島である。
兄弟島(安徳面)
兄弟島 クロダイ、メジナ
<5〜7月>
山房山の下方に広がる海洋に浮かぶ2つの小さな無人島。眺める方向によって2つが3つ、3つが4つ・・・、最後は10にも見える不可思議な島。
馬羅島(大静邑)
馬羅島 クロダイ、メジナ、イサキ
<5〜7月、10〜11月>
大韓民国最南端を示す石標がたつところ。 海岸線の延長は約4.2km、1時間程で散歩 がてら軽く見てまわれる。
城山日出峰(城山邑)
城山日出峰 クロダイ、メジナ、イサキ
<5〜7月、10〜11月>
済州島の東端にそびえたつ、まるで巨大な 王冠を思わせる岩塊。絶景の魚釣りが楽しめる。
牛島(牛島面)
牛島 マダイ、イシダイ、クロダイ、マハタ、クエ、
スズキ
<1〜4月、7〜12月>
韓国では唯一、珊瑚の砂浜が広がる島。
島の南端にある「クァンデ・コジ(岬)」 といわれる洞窟が有名である。
[写真/資料提供:韓国観光公社]