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数年ぶりの韓国出張である。泊まったホテルは退渓路に面したSホテル。由緒あるホテルなのだが、今となってはなんだか古めかしい雰囲気。予算の関係で安い部屋を頼んだのだが、日本のビジネスホテル以下の設備で20万ウォン(約2万円)とは、思わず「高い!?」とつぶやく。フロントもそっけない。今、ソウルのホテルはどこでも料金が高いらしいが、設備、サービス、価格のバランスがよければいいのだが・・・。
外に出て見ると、明洞の街は相変わらず活気に満ちていて熱い韓国パワーが伝わってくる。散策の前に腹ごしらえと、ホテルの裏通りのいかにも高級そうな韓国料理店に入る。 その名は「古宮」(*1)。一歩踏み入れると、感じの良いウエイトレスが丁寧な物腰で席を案内してくれた。韓国語で注文を聞いているらしいが、「ビールをください!」と恥ずかしくもなく堂々と日本語で注文をする。次に日本でも有名な「ビビンバ」を注文。みごと通じた!?
これは普段食べている石の器ではなく、金属製の器に色とりどりの食材がきれいにトッピングされている。 |
これは、「全州伝統ビビンバ」(*2)と言って、自然の陽と、陰陽五行の原理を生活に密着させた料理であるそうな・・・。理屈はともかく、今までのビビンバとは一味も二味も違う事は確かである。値段も思ったより安く(約1000円)、もう1度訪れたくなるお店である。今度来る時は、韓国料理のフルコース「コックンパム」(*3)を試してみよう。おすすめの1軒である。
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■ 「古宮」(*1)
住所 (明洞店)ソウル市中区忠武2街12−14(世宗ホテルの裏)
TEL: 02-776-3211 / 営業時間:9:00〜22:00/無休 http://www.gogung.com/jp/index.htm(日本語)
■ 「全州伝統ビビンバ」(*2)
牛肉の肉汁により美味しい大豆もやし飯に、季節の惣菜を自然の摂理に従って作ったビビンバに、全羅道の特産物である肉の膾とファンポムクを乗せた全州伝統ビビンバは、自然の神秘な理知と陰陽五行の原理を人間の生活に取り入れた韓国の伝統料理。特に五実果(ごみし)と黄百ジタン(卵を黄と白に分けて薄くフライにする)は芸術的でもあり、混ぜて食べるのがもったいないくらい。
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■ 「コックンパム」(*3)
昔、宮廷の王様の食膳に上がったビビンバをコックンパム(骨董飯)という。
古宮のコックンパムは、この宮廷のビビンバを現代人に合う味覚に再現した料理である。 |
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腹ごしらえが済んだところで、喧騒と活気にあふれた明洞をそぞろ歩き。ソウルの北(江北・カンプク)にある明洞街は、昔から栄えた歓楽街だが、最近では漢江(ハンガン)の南側の江南(カンナン)地区に話題を奪われがちだが、どうしてどうして韓国の繁華街の“雄”としてまだまだ健在、と実感した。
中心街を通り過ぎて地下を通って南大門路を横切りロッテホテルへ行く。
日本の百貨店はあまりパッとしないようだが、この百貨店はこの時間なのに大勢の客がひしめきあっていた。そして、店員の多いのにも驚く。(日本の5倍くらいか?)ここでも韓国経済にIMF問題以降の韓国経済復帰の姿を肌で感じることができる。
ロッテ百貨店を後にして広い歩道を左側に沿って歩いていたら、市庁前に出た。4ヶ月前に日本のテレビで見た、赤い絨毯を敷き詰めたように数十万人ものサポーターたちが結集したロータリーになったあの場所である。聞くところによると、あれだけの人数が集まったというのは、韓国有史上初めてのことらしい。それにしても、大都市ソウルの市庁がこんなに小さくていいのかと(別にあるのだろうが)、日本の都庁の巨大さ(!?)とつい比較して余計な心配をしてしまう・・・。 |
| 写真提供/韓国観光公社 |
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