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教育/ 住居/ 食事/ 食堂/ 衣服/ 社会風潮/ 徴兵制/ 国民性/ 祝日
教育

日本と同じ学制で、初等学校6年・中学校3年・高等学校3年・大学4年制となっています。韓国人の教育熱心さは日本のそれを凌ぐようです。親として子供が社会人になったとき、できるだけ高い地位につくことを望むからです。学閥もあり、人脈がものをいう韓国社会では、良い学校に入ることがまず第一歩と考えられています。背景には、科挙(昔の中国の官吏試験)合格によってチャリ(社会的地位)が得られ、それに基づき門地門閥(家柄)が成立したことは否めません。韓国の教育の特色として、初等学校から大学教育に至るまで歴史教育「国史」が徹底的に行われています。そして、母親が子供のことで奔走する姿を「チマパラム(スカートの風)」と称し、その熱心さを表現しています。

住居

一般的に、日本と比べて広いスペースのレンガ造りの一軒家、あるいはアパート、マンションに住んでいます。ソウルなど大きな街では、なだらかで美しい曲線をもった伝統的な瓦屋根(韓屋=ハンオク)の家は、めったに見られなくなりました。
韓国での賃貸システムは日本と違っています。賃貸家屋を借りる時は、「チョンセ」といわれる保証金をかなりまとまった金額で払わなければなりません。その分、家賃は必要なく、家主はその金を運用して利息を得て家賃の代わりにします。しかし、最近では家賃を月々支払う方式も多くなっているようです。
韓国の住宅で欠かせないのは床下暖房(オンドルバン)です。時代が変わって近代的な生活を営むようになっても、「オンドルバン」の実用性と合理性は韓国人の生活には欠くことのできない設備といえます。

食事

韓国の料理というとまず「辛い」という印象がありますが、すべての料理が辛いわけではありません。最近は昔からの韓国料理を近代的にアレンジして、若い人や外国人の口に合う創作料理も増えています。
主食はお米です。惣菜として「チゲ」と呼ばれる肉や魚のスープ類、野菜やとう麩を使った料理と一緒に食事をします。韓国料理は多種多様で、家庭を預かる主婦はその家独特の家庭料理を作り、家族の健康に留意しています。韓国料理は一般的に「医食同源」と言われ、食べ物で健康を維持する精神が高いとされています。
日本でも最近の食卓に欠かせないキムチは、韓国ではとても数多くあります。白菜(ペクチェキムチ)、大根(カットゥギキムチ)、胡瓜(オイキムチ)をはじめとして、エゴマの葉、青菜、ニラなどさまざまな材料で作られたキムチがあります。また水キムチ(ムルキムチ)も淡い酸味で美味しく、食卓に欠かせない一品です。
しかし、皮肉なことに最近はキムチを食べない若い人も多いようです。マンション住まいなど住居環境もあって各家庭伝統のキムチ作りも減り、スーパーやデパートで購入する家庭が多くなっているようです。
その他、冬もおいしい「冷麺(ネンミョン)」や「韓国式麺類(ククス)」などの麺類系、日本でもポピュラーになった「ビビンバ」「クッパ」などのどんぶり系、チヂミ(ニラのお好み焼き)、揚げ物系などの、そして極め付けはプルコギ(味付け牛肉のジンギスカン鍋)だろうか。最近では「テェジカルビ(豚肉のカルビ焼き)」、豚カツも人気があります。
調味料は「にんにく」「トウガラシ」「ごま油」が多用され、独特の風味と味の奥深さが韓国料理の魅力です。韓国人の健康に対する執着心は強く、伝統料理も現代料理も食べる楽しみと、家族の健康の為になる料理を作ることが主婦の腕の見せどころでもあります。

食堂

街中にある韓国人向けの一般的な食堂は、日本語が通じないと考えたほうが良いでしょう。興味本位で入るのも旅の楽しみですが、韓国語が分かる人が一緒でない限り、入らないほうが無難です。しかし、最近は日本語のメニューを準備している飲食店も増えてきました。ホテルにある日本食系のほとんどのお店では日本語が通じます。しかし、料金はかなり高いので良く調べて入店したほうが良いでしょう。

衣服

サラリーマン、OL、若者のファッションは日本とほとんど同じ感覚です。あでやかで、優雅な雰囲気を醸し出すチマ・チョゴリ(韓服=ハンボク)も正月、秋夕(チュソク=日本のお盆にあたる祭事)、結婚式など限られた場合にしか着ることがないようです。
しかし、年輩の方は昔からの韓服、男性はチョゴリ(上着)とパジ(裾の広がったズボンで、くるぶしをひもで結ぶ)、女性は白いチマ(スカート)チョゴリ(上着)が愛用されています。

社会風潮

韓国は儒教色の強い国と広く認識されていますが、最近では随分と変わったようです。現代の若者に儒教は無縁と思われるのか、伝統の礼儀作法も無視されることが多く、年輩の方の眉をひそめさせる事もたびたびあるようです。これも世界がボーダレスになって、テレビやインターネットなどの発達に拠り、社会が広く知られるようになり、儒教そのものの存在が重要視されなくなってきているのかもしれません。
しかし、基本的には儒教は道徳、価値、倫理など社会規範の根底として社会に根ざしています。目上の方を敬い、先祖を慈しむ気持ちは日常の礼儀作法や祭事を欠かさないなど、その精神が受け継がれています。乗り物の中で年輩者に席を譲ったり、年老いた父母を背負う若者の姿、目上の人の前ではタバコを吸わないなど、儒教の心=敬老精神は日本と比較するとまだまだ健在のようです。 

徴兵制

韓国では徴兵制が敷かれています。徴兵期間は陸軍、海軍、空軍でそれぞれ異なり、陸軍・海兵隊が24カ月、海軍が26カ月、空軍が27カ月となっています。入隊日には心配する両親や別れを惜しむ恋人が、若者と入営する時間まで瞬時も離れず語り合う姿がテレビでも放映されます。親としては、軍隊で兵役を終えた息子が一段と逞しくなって家に帰ってくる姿を見ると、何ともいえない複雑な気分になるそうです。


国民性

韓国人の話として:一般論としての話ですが、韓国人は情が深く、心が温かいと思っています。特にそれが表れるのは地縁、学縁など共通することがあった場合、信頼と親近感をもってお互い心を許し合います。逆に初めて会う人には無表情で、無愛想にも見えることがありますが、一度心を許したらとことん付き合います。「肝を出してあげる」というように、秘密なしのオープンマインドの付き合いがこの格言で言い表されています。
反面、物事に何でも急いで結果を出したがる傾向があります。それは、長い間社会が急激に変化することが多かったせいか、未来に不安感があって、できることはなるべく早くやってしまったほうが得策だ、という習慣がついてしまったのではないかと思われます。何事にも、「パリパリ(急げ、急げ)」と叫ぶ癖があるのは、そのせいかもしれません。
また、韓国の男性の多くは軍隊に行きます。その時習い覚えるのが「早いもの勝ち」精神で、これが社会的に良くないのではとも思われます。

祝日

大きい会社はほとんど週5日制であるが、祝日は日本と比べて多くはありません。
祝祭日(2007年版) (△印は年度ごとに(旧暦によって)、日が変わります)

1月1日  新正月
2月17日から19日△ 旧正月(ソルナル)
3月1日 独立運動記念日
5月5日  子供の日
5月24日△  釈迦誕生日
6月6日 顕忠日(忠霊記念日)
7月17日 憲法記念日
8月15日  光復節(独立記念日)
9月24日から26日△ 秋夕(チュソク)
10月3日 開天節(建国記念日)
12月25日

クリスマス